
せっかちで大雑把なO型の性格に合っていたようです
油絵を専攻していた美大の3年時に「平面ではなく、立体が作りたい!」と突如立体の世界へ飛び込んだ余合さん。一番初めに製作したのは、ホームセンターで見つけたワイヤーで作った巨大なカタツムリのオブジェ。
「思ったデザインをすぐに形作れてごまかしもきいちゃうワイヤーが、せっかちで大雑把なO 型の性格に合っていたようです(笑)」
その後、ウインドウディスプレイのオブジェ製作へとどんどん活躍の幅を広げ、この5年は雑貨やアクセサリーの仕事が増えたそう。
古ぼけた家のフェンスの模様をくい入るように見つめて…
今回華麗なクリスマス・ディスプレイの数々をご紹介くださった余合さんですが、その楽しいデザインの秘訣とは?
「雑誌・画集・洋書フリークで、気になるものは必ずチェックしています。建物や美術館、博物館を見るのも大好きで、古ぼけた家のフェンスの模様をくい入るように見つめちゃったりしています。。」
家でも車を運転中でも、街を歩いていても、空想の中でイメージの世界を楽しんでいるそう。
「もともとスロバキア地方の工房で、割れたガラスや陶器類の補修に使われていたのがワイヤーの始まりで、欧米ではごく自然に実生活の中で実用的に使われてきたものなんですよね。海外に行くと蚤の市やアンティークショップなどで、古いワイヤーアートの生活雑貨を見つけるもの楽しみのひとつです」
革素材とワイヤーでアクセサリーやコサージュなどもオススメ
インタビュー当日、ワイヤーやビーズに革のお花と革ひもを組み合わせてシックなレザーアクセサリーをコーディネートされていた余合さん。いまワイヤーと合わせたい旬の素材は?
「ワイヤーだけだと色味が限られるので、ビーズと合わせて自由な色彩を楽しんでいます。天然石とワイヤーの組み合わせで、コスチュームジュエリー系の展開に注目しています。あと革素材とワイヤーでアクセサリーやコサージュなどもオススメですね」
“うず巻き”の巻き方をマスターすると、ワイヤーのコツをつかめます
Beads Maniaのアンケートでも「苦手」と答えた人が多かったワイヤー。
ワイヤー初心者へのアドバイスは?
「ワイヤーは力の入れ具合さえ気をつければ、誰でも楽しめます♪最初に“うず巻き”の巻き方をマスターすると、ワイヤーのコツをつかめますよ。ラジオペンチで先端部分に輪を作るように丸め、2巻きくらいペンチで形を作ったら、今度は手でゆっくり愛情を込めて少しずつ指の力で丸めていきます。一気に丸めようとすると、金属疲労で“ぽきっ”と折れてしまったり、かくかくと変な癖がついてしまいます。最初はアクセサリーなど小さなものではなく、2mmくらいのワイヤーで雑貨類から始める方がコツをつかみやすいかも」
「ワイヤーのいいところは、少ないビーズで立体的に奥行きのある作品が作れるところですね。大きさにも素材にも決まりごとがなく、自由な発想で感性を形作っていくことがワイヤーアートの醍醐味。少しのゆがみもアーティスティック!」
と美しい外見からは意外なほどに大胆な、しかもおおらかな作品作りをされている余合さん。
ワイヤーのちょっとしたハゲにはラメのマニキュアを塗ってカバー&ラメのきらきら感を楽しんだりと女性ならではの発想も。
ウインドウをワイヤーで作った巨大ブランドバッグで飾るのが夢です
来年出版の書籍の準備にすでに取り掛かっている余合さんですが、これからの活動の方向性や夢は?
「書籍出版の時は1ヶ月外出しないでネットスーパーに頼りました(泣)仕事部屋にこもっての作品作りは孤独な戦いだけど、出来上がった作品を見た人が楽しくなったり、喜んでもらえるワイヤーアートを今後も作って行きたいですね。またいつの日かシャネルやエルメスのウインドウをワイヤーで作った巨大ブランドバッグで飾るのが夢です!」
と女性らしい大きな野望も隠し持つワイヤーアーティスト余合ナオミさんの今後の活躍に大注目!

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少女時代に3年間ウィーンで暮らし、クリムトやアールヌーボー様式に影響を受ける。多摩美術大学美術学部油画専攻立体抽象コース卒業後、アトレ四谷、横浜ランドマークタワー、JR名古屋タカシマヤなど商業施設の展示及びウインドウディスプレイを多数手がける。 |
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著書『ワイヤースタイル ロマンチック&シャビーな手作りワイヤーアート』(河出書房新社)
ワイヤーを使った巧みなアクセサリーや、アンティークテイストのインテリア雑貨が満載。 |
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NHK教育テレビ/11月30日(火)午後2:30~2:55
[再放送]午後9:30~9:55 |
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